H26年度事業
女性オリエンテーリング活性化調査事業
報告書
本調査活動の主旨
H26年の全日本リレーでは女子シニアクラスの出場は2チームだけでした。全国集めても2チームの参加と
いうのは、今後の普及や競技力向上、さらには社会的アピール力にも課題が出るのではないかと危惧し、女性
のオリエンテーリングへの参加・活性化は愛知県協会でも重要課題のひとつと捉えています。
大学クラブの活動のおかげで、学生時代には多くの女性がオリエンテーリングに取り組みますが、その後続
ける女性は大きく減っていく傾向にあります。就職したり結婚すれば自然と離れて行ってしまう、という考え方も
なくはないですが、一方、名古屋女子マラソンでは多くの女性ランナーが参加し、また子供が生まれても、ママ
さんバレーで活動する多くの女性がいることも事実です。愛知県協会が主催する三河高原トレイルランニング
大会でも、女性の最多年齢層は 40代です。
オリエンテーリングに女性が参加しにくい何らかの理由があるのであれば、少しでもそれを取り除くような組
織的な努力ができないだろうか?そう考えて、今回の調査活動を行っています。女性とオリエンテーリングの関
係を考えることは、単に女性選手の少なさの問題に留まらず、ここからオリエンテーリングが抱える問題点が見
えてくるのではないかとも思います。
以上の観点からH26年度は以下2つの活動を行いました。
(1)女性オリエンテーリング活性化に関するアンケート
上記主旨にもとづいた設問のアンケート調査を県内のみならず、メーリングリストで全国に呼びかけ実施し
ました。アンケートは無記名のWeb方式で行い、男女とも対象としました。
(2)座談会
アンケート結果を見ての感想や、オリエンテーリングに関わる女性の生の声をざっくばらんに伺う機会とし
て座談会を開催。県内の女性オリエンティア10名に参加してもらいました。
コーディネータとして JOA 理事で女性オリエンテーリングの問題を検討されている大里氏にお願いしまし
た。
(特非)愛知県オリエンテーリング協会
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