③女性が参加するには?
(大里)見せる(魅せる)オリエンテーリングにしていく。
(鳥羽)オリエンテーリングを見るのはおもしろくない。
(石田)歩く大会から入れば迷う怖さは防げるのではないか。
(鳥羽)女性だけのクラブチームがあるとよい。(賛同者あり)
(川島)クラブに入るメリットは何か?
(大里)リレーに出られる。情報が入ってくる。仲間が増える。
(川島)同じクラスを走っている確信があると会場で友達が作りやすい。
(薮田)ペアでも出走OKにすればいい。
(安斎)ロゲイニングを観光スポーツにする。
(薮田)トレランの人たちに地図読みを練習したいならオリエンテーリングという流れを作る。
(落合)託児スペースくらいあってもいいかも。
(大里)子供用のプログラムがあるといい。
(川島)山に入ると将来オリエンテーリングに興味を持ってくれるかも。
(安斎)観光と絡めていくのは?マイクロバスツアーがあったらいいのに。
④かつてのオリエンティアをどうやって取り戻すか
(落合)大学を卒業して2年くらいでやめてしまう女性が多いのはなぜ?
(川島)知っている後輩がいなくなるため会場でしゃべる人がいない。
(大里)環境、コミュニティーを作る。
(大野)A(上級)とB(中級)の差を明確に記述しておく。
(鳥羽)長くてゆっくり楽しめるコースにする。
⑤嫌な思いをしたこと
(石田)女性用の更衣室が無い時。
(安斎)男の人が着替えを目の前でするのは・・・
(大野)ロッカーとお風呂をつけてほしい。
(3)今後への提言
アンケート結果ならびに座談会での意見を課題ごとに考察し、女性のオリエンテーリング活動
を阻害している要因をいくつか仮説とし、その解決策と思われるものを以下にまとめる。
本項は、コーディネーター大里氏の意見を参考に、県協会にてまとめたものである。
(文責、新帯 亮)
①対象者の分析
座談会、アンケートを通じて、オリエンテーリングに関わる女性には大きく2タイプあるのでは
ないかと推測される。ひとつは、大学時代あるいは一時期、上級クラスのオリエンテーリングを
目指して活動していた女性、もうひとつは、オリエンテーリングをひとつの趣味あるいは交流の
場として楽しみたいという女性である。それぞれにオリエンテーリングから遠ざかる理由があり、
異なる傾向があるように思われた。
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